【知らないと損】大阪市の国保減免は2段階で使える|傷病手当金→失業特例で過払い分を還付申請する方法
「国保の減免は1回きり」だと思っていました。
ところが大阪市では、①傷病手当金の療養中に使う【疾病減免】と、②失業保険を申請した後に使う【失業特例軽減】を“順番に”使うことで、毎月の負担を下げながら、過去に払った国保料が還付される可能性まで出てきます。
本記事は、「いつ・どこで・何を言って・何を出すか」に完全に絞った実務ガイドです。
※大阪市のルールに基づいています。他自治体の方は、窓口名だけ自分の地域に置き換えて読んでください。
👉 この記事では、「2段階減免+還付」を区役所でそのまま使えるセリフ付きで解説します。
目次
- まず知っておきたい「2段階減免+還付」の全体像
- STEP1:傷病手当金 受給中に使える「疾病減免」
- STEP2:失業保険申請後に切替「失業特例軽減」(還付のカギ)
- 窓口でそのまま使える一言スクリプト
- 【まとめ】動き方チェックリスト&持ち物リスト
まず知っておきたい「2段階減免+還付」の全体像
大阪市は“順番”がすべて。制度は2つに分かれています。
- ① 傷病手当金を受けている間 →「疾病減免」
病気による収入減を理由に保険料を軽くできます。
※この段階では原則、還付はなし(申請月以降のみ軽減) - ② 傷病手当金が終わり、ハローワークで失業保険申請 →「失業特例軽減」
前年の給与所得を「30%扱い」で再計算。ここで初めて過去分の払い過ぎ=還付の可能性が出る。
テキスト図(全体の流れ)
1
退職 → 国保加入
↓
2
傷病手当金 受給中
【区役所】疾病減免 を申請
↓
3
傷病手当金 終了
↓
4
【ハローワーク】失業保険を申請(受給資格決定)
↓
5
【区役所】失業特例軽減 を申請
あわせて 過去2年分の再計算+還付 の意思表示
↓
6
差額があれば「還付」(または充当)
窓口フレーズ:「失業特例の申請と、過去分の 再計算・還付 もお願いします」
STEP1:傷病手当金 受給中に使える「疾病減免」
目的:療養中の毎月の国保料を軽くする(還付は原則なし)。
| 状態 | できること | できないこと |
|---|---|---|
| 傷病手当金 受給中 | 疾病減免の申請(病気による収入減で軽減) | 失業特例は不可/原則 還付なし |
| 失業保険 申請後 | 失業特例(再計算・大幅軽減・還付の可能性) | ― |
区役所で言う言葉(そのまま)
「退職後、今は傷病手当金のみで生活しています。前年より収入が大きく減っているので、疾病減免の申請の相談に来ました。」
持っていくと話が早い書類
- 傷病手当金 支給決定通知 or 支給明細(写真でも可と言われる場合あり)
- 医師の診断書(就労不能・療養中の記載があるもの/過去のコピーで説明して通るケースも)
- 前年の所得証明(同じ区役所で発行可能)
- 通帳コピー(任意):収入減・生活実態の確認に有効で審査がスムーズ
STEP2:失業保険申請後に切替「失業特例軽減」(還付のカギ)
📌 ここから一気に軽くなる理由:給与所得を30%として再計算
ハローワークで「受給資格決定」になった日から、国保の計算が変わります。前年の給与所得を30%扱いで再計算。ここで過去に支払った分が払い過ぎ=還付の可能性が出ます。
⚠️ 2年を過ぎた分は自動的に消えるので要注意(還付のタイムリミット)
- 原則:納付期限の翌日から2年以内の保険料が還付対象
- 2年以上前は時効のため戻らない
- 窓口で「再計算+還付もお願いします」まで言って、請求の意思表示を明確に
窓口で言う言葉(そのまま)
「きょう、ハローワークで失業保険の受給資格が決定しました。失業特例軽減の申請をしたいのと、これまで支払った国保料を再計算して、還付になる分があれば手続きもお願いします。」
ポイント:「再計算」+「還付」の2ワードを必ず伝える。ここを言えた人だけがスムーズに返金対象になります。
窓口でそのまま使える一言スクリプト
- 疾病減免(傷病手当金中)
「退職後、傷病手当金のみで生活しています。前年より収入が大きく減っているので、疾病減免の申請の相談に来ました。」 - 失業特例+還付(失業保険申請直後)
「本日受給資格決定になりました。失業特例軽減の申請と、過去分の再計算・還付もお願いします。」 - 書類の受け答え
「支給決定通知と診断書のコピーを持参しました。所得証明は窓口で発行をお願いできますか?」
【まとめ】動き方チェックリスト&持ち物リスト
タイミング別|やること一覧(行動順)
| タイミング | やること | 区役所で伝えるワード | 目的 |
|---|---|---|---|
| 退職〜傷病手当金開始 | 国保加入 | 通常手続き | 国保スタート |
| 傷病手当金 受給中(療養中) | 疾病減免の申請 | 「傷病手当金のみ→疾病減免の相談」 | 毎月の負担を軽くする |
| 傷病手当金終了 → ハローワーク | 失業保険の受給資格決定 | ハローワーク手続き | 失業特例の前提 |
| 同日〜その週内 | 失業特例+還付相談 | 「失業特例申請と、過去分の再計算・還付」 | 大幅軽減+過払い分の還付 |
| 2年以内に納付した分 | 還付の意思表示 | 「還付が発生する場合は手続きも」 | 取り戻し漏れ防止 |
区役所に行くとき、これだけ印刷すればOK(持ち物)
- 傷病手当金 支給決定通知 or 支給明細(金額欄が読めるコピー)
- 医師の診断書(就労不能の記載/コピー可のことが多い)
- 雇用保険受給資格者証(失業保険手続き後/原本+控え)
- 前年の所得証明(窓口で発行依頼OK)
- 通帳コピー(任意):収入減・生活実態の確認用

ひとこと:「再計算と還付」は自分から言わないと案内されないことがあります。言った人だけが戻してもらっている、それが現場の実感です。


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