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働き方とわたし

【体験談】准看護師養成所と看護専門学校での奨学金の使い方

奨学金制度について説明しましたが、ここでは私自身がどのように奨学金を活用したかをお話しします。

💡 ポイント

奨学金を使うかどうかは、ライフスタイル・年齢・家庭の事情によっても変わります。

私は准看護師養成所では奨学金なし、看護専門学校では奨学金ありという選択をしました。


准看護師養成所では奨学金なしでスタート

32歳、シングルマザーで准看護師養成所に入学。

入学から1年目までは、医師会に登録された医療機関で勤労学生として午前中に勤務し、午後は学校で授業を受け、夜は再び職場に戻って22時ごろまで働きました。

二年生になると、実習・レポート・予習に追われ、働きながら実習を続けるのは難しいと判断。

入学金から授業料までかかった費用を病院に返済して退職し、貯金を切り崩して実習と資格試験勉強に専念しました。

💬 私の家庭は金銭的にとても厳しく、最終的な就職先になったとしても「家族全員が生きていける職業」につきたかった。そのためには何があっても、最低限、准看護師資格を取得する必要がありました。

看護師になれなかったとしても、せめて准看護師資格だけは必ず合格しようと決意。

「合格するしか道は見えない。努力すれば必ず可能性はある」と、自分に言い聞かせました。確信のない自信で、自分を奮い立たせたのです。

🌈 資格取得を本気で目指すなら、学業に集中する期間を確保することが大切です。短期的には収入が減っても、将来の安定につながる投資になります。


看護専門学校で奨学金を活用

准看護師資格取得後、病院附属の看護専門学校へ進学し、ここで病院の奨学金制度を活用しました。

卒業後は附属病院に3年2か月勤務し、返済免除条件を満たしました。

さらに、市町村自治体の「看護師等修学資金」も併用。

こちらは3年間に1人だけの枠を、先生が推薦してくださいました。

市内の医療機関に5年以上勤務することで、自治体からの奨学金も返済免除となりました。

💡 奨学金は「借りる」ことが目的ではありません。大切なのは**「返済免除条件を満たす」というゴール設定**です。条件と自分のライフプランを照らし合わせて、計画的に活用しましょう。


学んだこと

奨学金は上手に使えば、学費の大きな負担を減らせます。

ただし、返済免除条件や勤務先の縛りは必ず確認し、自分の将来設計に合った制度を選びましょう。


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